得意淡然 失意泰然

生きて生きて生きて生きて生きる

後世に遺したいもの

人間が後世に遺すことのできる、誰にも遺すことができるもので、利益ばかりがあって害のないものがある。それは勇ましい高尚な生涯である。これが本当の最大遺物である。高尚なる勇ましい生涯とは、この世はけっして悪魔が支配する世の中ではなく、神が支配…

モラルの押し売り

おまえがどんなに生活が苦しかろうが、借金は借金だろう、返済にこんなに苦労するほど借金しないと学歴が取れない社会って何だ、とか、なに問い返しているんだよ!借りたもんは返すもんだ、これが人間の筋ってもんだろう。これは歪んだモラルの押し売り例。 …

苦しみ

万物は絶えず変化していること、永続する本質を持つものはひとつもないこと、完全に満足できるものはないこと、この3つは基本的な現実である。苦しみが現れるのは、私たちがこれを正しく認識しそこなっているからだ。人は、どこかに永遠の本質があり、それを…

無知と無関心

うっとりするほど魅力的なイギリスの淑女たちは、アフリカとカリブ海諸島のどちらにも一度として足を踏み入れたことのないまま、ロンドンの証券取引所で株や債券を買うことで、大西洋の奴隷貿易に出資した。そして4時のお茶には、地獄のようなプランテーショ…

アルゴリズムが支配する世界

アンナカレーニナがスマートフォンを取り出して、カレーニンの妻であり続けるべきか、それとも颯爽としたヴロンスキー伯爵と駆け落ちするべきかをフェイスブックのアルゴリズムに尋ねるところを想像できるか?シェイクスピアの戯曲できわめて重要な決定がす…

不機嫌の撃退法

サラリーマンの生活時間を分析したある調査で、最大を占めるのは睡眠時間であったが、その次は"不機嫌な時間"だったそうで、何と起きている時間の22%も占めるとのことである。なぜ私たちは史上かつてないほど豊かな社会に暮らしているのにもかかわらず毎日眉…

なぜ人を殺してはいけないのか?

1.なぜ人を殺してはいけないのか? <1>殺された人がかわいそうだから 死んでしまった人自身がどうなっているかということは、生きている側の人にはわからない。いないのだったら、何かを感じているはずもない。殺された人がかわいそうだというのは、実は殺さ…

誰かの犠牲者にならない人生

他人の命令によって動く人は、他人に頼ろうとしている人ともいえます。 人はしばしば 「一人で生きていけるほど自分は強くない」と感じ、 そんなとき、 強引に自己主張してリスクを冒すより、自分を操る糸を他人に預ける方を選んでしまいがちではないでしょう…

一心不乱

昨今ちょっと仕事をかじった程度で「この仕事は自分の思っていたものではない」とあっさり会社をやめて しまう人がいるようです。あるいは先輩に少し怒られたからといって、くじけてしまう人もいるらしい。 しかし、仕事を好き嫌いで判断している限り、決し…

強い感情

今回はカナダ・プリンスエドワードアイランド州出身の自己啓発作家、ビジネス書作家、経営コンサルタント、講演家、実業家であるブライアン・トレーシーのお話です。「強い感情がそれに合致する人と環境を引き寄せる」とあり、親しくなる人と疎遠になる人が…

気候変動

経済が成長してさえいれば、科学者が技術の力でいつも世界の破滅から私たちを救ってくれると信じている政治家と有権者があまりにも多過ぎる。こと気候変動に関しては成長の熱狂的な信者たちは奇跡は起こって当然と考えている。 未来の科学者たちが今はまだ知…

民主的平等主義の弊害

リーダーが民主的意識の持ち主であるといろいろな弊害が発生する。 まず部下に対して寛大であり、仕事はお願いしてやってもらうスタンス。部下がネガティブだと自分でしてしまう、有能な部下もそうでない部下も分け隔てなく扱う。評価時もごくわずかしか差を…

第2の感情

誰もがつい感情的になってしまい、振り返ったときに「失敗した!」と思うようなことがあるかと思いますが、 そのような時は「第二の感情」を認識するとよいようです。怒り等の強いの感情を抱く前には、別の感情が存在しているというのです。 わかりやすい例を…

圧倒的努力

幻冬舎社長 見城徹氏の熱いメッセージを紹介したいと思います。実績がすべてを物語っていると思います。 ◯自分の好きなことでいいから何かに徹底的に入れあげ、圧倒的に努力したことは、いつの日か必ず報われ徹頭徹尾打ち込んだことが血となり肉となって新し…

狂気

ドイツ文学研究者の柴田翔氏が、著者の中で【狂気】について書かれているので紹介したいと思います。 「私たちの生の中には狂気があります。それは、私たちの生に力と真実を与えるものであり、同時に、私たちの生を破壊し尽くしもするものです。もしその狂気…

負けに理あり、勝ちに理なし

元ヤクルト・阪神・楽天監督の野村克也氏がこう言っている。「負けに理あり、勝ちに理なし」試合に負けた後、 思い返してみるとリリーフをもっと早く出すべきだったとか、あの場面では送りバントをさせればよかったとか、 作戦や選手起用の失敗がいくつもあ…

リーダーシップのスタイル

リーダーシップのスタイルは人それぞれ、固有の特徴があってよいのです。有能なリーダーの中には物静かで控えめな人もいれば、陽気で口数の多い人もいます。とにかく活発な人もいれば、慎重な人もいます。カリスマな人もいれば、そうでない人もいますが、注…

目標設定

私たちの社会では、時間や進歩に対して直線的な見方をしている。そういう見方を、学校でじわじわと浸透させる。人生とはやるべき仕事や習得すべき技術や到達すべきレベルの連続なのですよ。目標を設定して、それに向かって努力しなさい、とね。しかし、人生…

善悪

ほとんどの人は「善悪」とは社会的なものだと思っている。人に迷惑をかけなければ何をやってもいいのだと実のところは思っている。「自分さえよければよい」という言い方が端的にそれである。これを少し巧みに言うと「自分に正直に生きたい」となる。自分に…

リスク

すべてのビジネスマンは「働くこと、働かされること」を楽しむべきだ。若者たちに仕事を楽しむ方法を学ぶ機会が与えられていないのは本当に残念なことだ。代わりに若者たちは人生からリスクを取り除く方法ばかり学んでいる。それこそが若者に幸福をもたらす…

世界を変える

1970年代、ニューヨークのブロンクスの貧困地域で育った大勢の子供たちが、新しい文化を作り出しました。それがヒップポップです。たったひと世代で、彼らは貧困や人種差別を克服し、音楽業界からの大反発を乗り越えて、世界でもっとも人気のある音楽ジャン…

死への恐怖

ギリシャの哲学者エピクロスは死への恐怖は克服可能だと言っています。死の恐怖は自然な感情だが理性的なものではないと彼は主張します。「私達にとって死は何ものでもない、なぜなら生きている間は死は私達のところに無いし死が訪れた時には私達はいないか…

虚無

人が生きていくうえで最もやりきれなく、そして始末に負えないことは、その生が本来は無意味なものだということに皆どこかで気づいているということです。物心がついた頃から既に気づき始めて、さらに大人になって、その影をはっきりと意識してするようにな…

言い訳

言い訳とは、自分の怠惰な心を擁護する言葉。 言い訳とは、自己成長を妨げる言葉。 言い訳とは、「できない」「やりたくない」ということを正当化する理由を探すこと。 言い訳は、「やろう」という気持ちが希薄だからこそ生まれる。言い訳を考えるにも、思考…

毎日同じこと

人は「また次がある」と思うと、今この瞬間のことに手を抜いたり、適当に妥協したりしてしまいがちです。例えば飲食店でも「今日の料理の出来はイマイチだった。でも明日も営業するから、まあいいか」は店側の理屈(勝手な言い分)。その日のお客さまは、そ…

自己欺瞞

自分を偽る状態を哲学の世界では「自己欺瞞」と呼ぶ。自己欺瞞に陥ると自分を正当化するために必要以上に他人を悪く考えるようになる。 人は一度自分の感情に背くと周りの世界を自分への裏切りを正当化する視点から見るようになる。人は人間である以上、他の…

幸福

心配や苦しみはない方がいいに決まっている。心配や苦しみのない人が存在し、そういう人が幸せなんだと決めてかかっているためにその人に比べて自分は不幸だと思うことになってしまう。しかし、そのような苦しみや心配のない人などまずはいないだろうし、も…

昔はよかった

3000年前に書かれたバビロニアの粘土板にも「今日の若者は根本から退廃している」、「以前の若者ように立ち直ることはもはや望むべくもない」と書いてあるそうです。いつの時代でも「昔はよかった」は万国共通の流行り言葉のようです。でも、もしいつも昔は…

よいこと悪いこと

「ふたつよいことさてないものよ」とは、ひとつよいことがあるとひとつ悪いことがあるなどよいことづくめのことなどなかなかないということです。抜擢されたときは同僚の妬みを買うなどいいことづくめにならないよう世の中の仕組みがそうなっているかのよう…

掃除

オフィスや店舗などをきれいにしておくことはお客さまサービス上も大変大事なことですが、掃除の効能はお客さまのためというよりも自分のためと考える方が正解なのかもしれません。掃除をし身の回りをきれいにしておくことで職場やチームの雰囲気もよくなり…