得意淡然 失意泰然

生きて生きて生きて生きて生きる

強い感情

今回はカナダ・プリンスエドワードアイランド州出身の自己啓発作家、ビジネス書作家、経営コンサルタント、講演家、実業家であるブライアン・トレーシーのお話です。「強い感情がそれに合致する人と環境を引き寄せる」とあり、親しくなる人と疎遠になる人がいるのはそういうことだったのかぁと認識しました。

成功するためには心が裕福でなければならないという。成功する人は生きた磁石であり、 強い感情が、それに合致する人と環境を引き寄せるからだ。 自分の目標について強く思うほどそれを達成したいという気持も強くなる。その気持ちが強い ほど、目標を引き寄せる力も強くなる。この力が目標達成に必要な人やアイディア、機会を引き寄せる。通常、自分が経験する出来事は、自分の心の中の世界を映し出したものだ。自分の財産、仕事、人間関係、健康は自分の心の中のイメージをそのまま反映したものなのだ。 心の持ち方を変えれば人生は変わる。そして、心の持ち方は唯一あなたが完全にコントロー ルできるものです。この力さえあれば、必ず素晴らしい人生を創造できるはずです。 「成功者には学歴と資金が必要」などという迷信はまったく根拠がない。全米でもっとも裕福な 400人の男女の中で高校中退者は、大卒者より平均3億ドルも多くの資産を持っている。また 全米でもっとも成功している移民はロシア系であり、彼らはほとんど資金をもたずにアメリカにやってくる。それでも彼らは成功している。なぜなら彼らは成功が難しい国に育っているからだ。 そんな彼らがアメリカにくると「ここにはチャンスがいくらでもある。成功は間違いない。」と強く感じることができるのだ。その結果、アメリカ人が不可能と思い込んでいることも成功させてしまう。つまり成功に必要なのは学歴でも資金でもなく「自分は必ず成功する」と確信することなのだ。 成功するためにはいつもてきぱきと行動する習慣を身につけることだ。成功者はいつも切迫感をもっているものだ。また、チャンスを訪れるのを待ち、「チャンスが来たら、そのときに利用すればいい」と思っていてはダメだ。チャンスは向こうからやってくるのではない。自分で作り出すものだ。 アメリカの第26代大統領のセオドア・ルーズベルトは「自分が今いるところで、自分が持っているものを生かして、自分にできることをやってみよう」と言った。これこそが成功の秘訣だ。 ネガティブな思考は一円の利益も生み出さない。それどころか、あなたからパワーを奪い、気分を落ち込ませ、自身を喪失させる。さらに肉体的に悪影響を及ぼしたり、人間関係にさえ支障をきたす。反対にポジティブな思考は気分を高揚させて自信を与えてくれる。あなたを鼓舞し、性格、健 康、エネルギー、創造性に好ましい作用を及ぼす。人はポジティブであるほど幸せになれるのだ。 ポジティブな思考は心の健康につながり最高のパフォーマンスを実現してくれる。素晴らしい人生を送りたいならネガティブな思考は排しポジティブな思考を心がけるべきだ。ポジティブな思考を繰り返すとそれが習慣になる。その習慣が本当にあなたをポジティブな人間にし、人生を変えてくれる はずだ。人は同時に1つの思考しかできない。だから怒りや不満の原因になるネガティブな思考を打ち消したいならまずは意図的にポジティブな思考をするとよいのだ。 成功を手にするもっとも重要な法則の1つは、自分ではどうしようもないことに怒りや不満をためこまないことなのだ。コントロールできない過去に執着するか、ある程度コントロールできる未来に目を向 けるかはあなた次第だ。 怒りをコントロールするには「自分にも責任がある」という事実を受け入れることだ。自分の責任を認めれば他の人に怒りを感じることはできない。だから自分の責任を認めれば怒りはすぐにおさまるのだ。この場合、相手を許すのはあくまで自分の人生を切り開くためだ。つまり許すとは極めて利己的 な行為なのだ。相手とは関係なく、あくまで自分の心の平和のために許すのだ。相手に怒りを感じている限り、自分の感情の主導権は相手にある。反対に怒りが消えれば、心の中はポジティブな思いであふれる。そうなれば人生を切り開く情熱とエネルギーがわいてくるはずだ。

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