得意淡然 失意泰然

生きて生きて生きて生きて生きる

苦しみ

万物は絶えず変化していること、永続する本質を持つものはひとつもないこと、完全に満足できるものはないこと、この3つは基本的な現実である。苦しみが現れるのは、私たちがこれを正しく認識しそこなっているからだ。人は、どこかに永遠の本質があり、それを見つけてそれとつながれさえすれば、完全に満足できると信じている。この永遠の本質は、神と呼ばれることもあれば、国家と呼ばれることもあり、魂、正真正銘の自己、真の愛と呼ばれることもある。そして、人はそれに執着すればするほど、失望し、惨めになる。それを見つけられないからだ。執着が大きいほど、自分と大切な目標との間に立ちはだかっているように見える人や集団や機関に対して、大きな憎しみを募らせるから、なお悪い。

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